みなさん、こんばんは。
京香です。
最近、また急に冬に戻ったかのような寒さの日が続き、私はびっくりしております。笑
雨も多く咲き始めた桜が散ってしまわないか、ハラハラしています。
「春雨」という言葉があるぐらいなので、春は雨が降りやすい気候なのはわかっているのですが・・・
今年こそはお花見をしたいなぁと思っているので、今週末くらいまではもってほしい!と願っています。
とはいえ雨が多いというのもあり、おうち映画の時間は有意義です♪
本日もおすすめな邦画をご紹介していきます。
今回おすすめするのは「万引き家族」です!
「万引き家族」は、カンヌ国際映画祭において、最高賞である「パルム・ドール」を獲得!
すごいですよね♪
どちらかというと勧善懲悪、明快爽快、わかりやすい物語が好みですがこの映画
は色々考えさせられて終わったあとにモヤっとが残りました。
きっと人によって感じ方が違う、深い映画です。
【どんな映画?】
主演はリリー・フランキーさん、安藤サクラさん。
そして樹木希林さんが出演した最後の作品です。
GAGA☆では、この映画をこのように表現しています。
家族を描き続けてきた是枝裕和監督が〝家族を超えた絆〟を描く─
決して明かしてはならない、
ある一家の秘密が紐解かれていくうちに、
未体験の心の震えが押し寄せる
衝撃の感動作
引用:GAGA☆公式サイト
この映画は1回ではなく、何度も見ることで意味の深さがわかってくる、簡単ではないけれど繋がったときグッとくる感動があります。
【偽りの家族】
他人から見たら普通の仲良しな家族。
ただ実態はそうではないのです。
ちぐはぐな、つなぎ合わせている状態の、いつ崩れていってもおかしくない。
私から見たら「危うい」、そんな家族です。
なぜ「危うさ」を感じるのかは、映画を見ていく中で明らかになっていきます。
それぞれが事情をかかえ、古い平屋に住む「初枝(樹木希林)」のもとで暮らしています。
でもみんな仲良しで、現状を受け入れ毎日笑顔が絶えない明るい家族なのです。
ある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い少女を見かね治(リリー・フランキー)が家に連れて帰ります。
・・・普通に考えればこの時点で犯罪です。笑
でもどこか常識にとらわれない、心に感じたままに行動できるところはすごいとも感じます。
様々な事件を起こし、起きながら、幸せに暮らしていると見えている家族はどうなっていくのでしょうか。
【最後のシーンを最初に取った、エピソード】
「万引き家族」、なんと撮影は最後のシーンをとるところからスタートしたそうです。
私のイメージでは最初から順番に撮影していくのかなと思ったので、このエピソードを聞いてとても驚きました。
最後のシーンで、樹木希林さんがアドリブで、安藤サクラさんに「綺麗ね」という言葉を発するのです。
その言葉から、監督は考えていた物語を変えたというのです。
すごく心に刺さったものがあったのでしょう。
アドリブの一言で人の心を大きく動かす樹木希林さんも本当にすごいなと感じます。
書きながら、もう一度見たい!と思ってきました〜。
【みんなの感想】
今回は映画.comからcolt45SAAさんの感想を抜粋しました♪
「家族の「絆」って何?」
今更だけどようやく観賞。
家族の「絆」って何?
それはこの映画に答えが少しあるような気がする。
いや、そんな大仰なテーマでなくても「チーム」とは何なのか?どうあるべきかが描かれている映画。
最近はやれDNA鑑定だの血液型がどうだのと「数値」で家族を決めようとするが、実は昔の家族っていい加減な判断基準により決められたものだったのかなぁって思ったりする。
「養子」とか「病院での取り違い」とかもあるが、この映画で登場する偽装家族は終戦直後のどさくさで無理矢理成り立った「家族」というチームのような雰囲気を感じる。(実際そんなケースがあったか知らないが、その時代背景ならありえるようなきがする・・・)
とにかくここに登場する子役の演技が素晴らしい。昔から動物や子役は主役を食うとは言うが、とにかく印象に残る。
リリー・フランキーや柄本明はいつも通りな演技な感じだが、上手くハマってるのが流石。
柄本の台詞「妹にはやらせるな」はあんな顔して不思議と重みがある。
日本映画は地味な作品が多いが、「ROMA」が好きだと言う洋画ファンにこそこの作品は観てもらいたい。
本当に色んなことを考えさせられる深い映画です。
【この映画に合うおすすめご飯】
やっぱり、「なべ」ですね!
冬、家族、みんなで、温まる、というワードがとてもしっくりくる映画です。
心も体もほっこりしながら見ることで、より登場人物たちの心情を感じ取ることができるかなと思います。
【映画紹介】
公開日:2018年6月8日
制作年:2018年
上映時間:120分
監督・脚本:是枝裕和
制作:石原隆
キャスト:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、他
次回は、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」をご紹介します。
ありがとうございました。
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